みなさまから林業についてよく聞かれることをまとめました。随時更新しています!
この他にも、気になることがあれば、こちらのお問い合わせフォームよりご質問ください。特に学生さんや林業に関心のある方からの質問もお待ちしてます!(※全ての質問にお答えできるわけではないので、予めご了承ください)
A. 危険木の伐採はお任せください。
当社ではご自宅のお庭から寺社まで、危険木の伐採をさせていただいております。現場の確認をさせていただきますので、お問い合わせフォームから当社へご相談ください。
なお、この仕事の対応エリアは京都市内・亀岡市・南丹市・船井郡に限らせていただきますので、ご了承下さい。
▼過去の事例がございますので、参考にご覧ください。
・【危険木の伐採(身近な木)】こんもりしたお庭の木を、日当たり良く“スッキリ!”しませんか?>>
A. 木によって異なります。
私たちが木材市場に持って行って、買ってもらうのは杉や桧などの針葉樹です。市場で一本ずつサイズを測ってもらい、体積(立方メートル)を出して、競り売りしてもらいます。
全国に相場があり、毎回変動するのですが、私たちが出品している市場では元木(根元の部分)が現在1立方メートルあたり平均1万円くらいになっています。
A. いいえ、自然破壊になりません。
自然破壊になることを懸念し、何もせず放置すると次のようなことが起きます。
木が倒れると山が崩れます。すると木と土の土石流が発生して災害が起こります。
木が倒れた山は水を蓄えられません。山が蓄えていた水が土石と一気に山間の集落〜都市部に流れ、鉄砲水や浸水といった被害がでます。
山が天然のダムになって人間の住んでいるところを守っていると考えて欲しいです。
山の木にも寿命があり雪や台風でも倒れます。倒れる前に伐って使うことによって、山主さんも収益を得て、また子孫のために植えよう。そういう伐る→植える→育てるを繰り返すことで森林を更新していき、次世代の人達のために山の自然を繋いでいます。
A. 土地によって異なります。
その土地によって違うのですが、私たち用の地図、通称「施業図」地図上では基本的に、尾根や谷で分かれていることが多いです。
また「境界杭」と呼ばれる赤い棒を地面に打ち込み目印にされている所もあります。
A. 植えるor植えないは、基本的に山主さんの意思を尊重しています。
現在の状況では、伐採する時に森林組合等で申請が通ると、木の苗と防鹿ネットにかかる費用を国からの補助金を受け取り、植えることができます。手続き申請は私たちで代行させていただきます。
また山には国が指定した「保安林」という分類の山があり、この山の木を伐ると必ず植える義務があります。水源であったり、放置すると土砂災害の原因になるような重要な位置にある山だからです。これは法律で決まっています。
私は未来にも木があって林業があってほしいので、植えたいですし。植えて欲しいと思っています。
A. 木材市場です。
よくテレビで魚や野菜の競り売りがやってますよね。あれと同じオークション形式で街の材木屋さん、製材所さん、工務店さんなど様々な業者さん(通称:買い方さん)に売られていきます。詳しくはこちらのYotsuTubeで競り売りの模様が見られます。
A. 基本的にヒノキの方が高価ですが、その時の世間の需要次第で変わっていきます。
A. はい。花粉症ならない人、多いです。
山で出る花粉は土に落ちるので空中に舞わないですが、街の花粉の方がタチが悪いです。街の花粉はアスファルトに落ちて路上のホコリや悪いものと一緒に舞い、皆さんの鼻へ行く構造になっているようです。
でも林業してるのに、花粉になってる人もいます。余談ですが、実際私は花粉症です。ヒノキ花粉シーズンは本当に弱って、くしゃみと鼻水が詰まって眠れません。
A. 男女問わず誰でもできるとは、言い切れません。
確かに危ないことが多い仕事です。死亡率も日本の仕事の中でダントツで高いです。
林業は長い間、男性のばかりの世界ですが、最近の林業は機械化されてきており、他の事業所さんでは、現場に女性が入られています。
私達は架線を設置することの多い林業で、少ない人数で重いものを山のてっぺんに持って上がることを繰り返します。私の個人的な意見ですが、女性にはかなりしんどい仕事ではないかな?と思うのです。
A. いいえ。実は日本は世界で3番目に森林が多い国なんです。ちなみに1位はフィンランド、2位スウェーデンです。
日本の面積 :3779万ヘクタール
森林の面積 :2510万ヘクタール
1ヘクタールは100m×100mです。京北の方には懐かしい周山中学校のグランド(現在京北第1小学校)1つ分です。これを頭に浮かべて測ってください。多いでしょう。日本は半分以上が山なんです。
A. 現在、日本にある森林には、44億立方メートルの木があるそうです。
そのうち、人により木が植えられた『人工林』の木が26億立方メートルあります。
残りは『天然林』という自然に生えた木です。国産のスギの1立方メートルは4m×末口の直径50センチの大きさです。=約1トンです。
年間8000万立方メートルずつ成長するといわれています。
A. 京都府には342,827ヘクタールの森林があります。
京北には20,253ヘクタールの森林があります。京都府の75パーセントが森林ということになります。
その内『人工林』は約4割。と人の手つかずの自然に生えた『天然林』の方が多いんです。
A. 12世紀頃からあると考えられています。
私も気になったのでウィキペディアで調べてみました。京北の林業に関しては、古くからあって、平安時代からあります。平安京の都の造営材の供給地と天皇から「御杣御料地」と指定されていました。有名な「羅生門」も実は京北の木でできていたかもしれませんが、誰にもわかりませんね。
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四辻木材 四辻 誠悟
祖父の代から京都で林業を営んでいます。
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