
こんにちは。
2005年に林業を始めて、今年で21年になります。
私はこれまで京都・京北の山に入り、木を伐り、植え、育てる仕事を続けてきました。
そんな私が最近、普段の林業とは少し違う、新しい仕事に挑戦させていただいています。
木こりが木を伐る以外の仕事。それが“森林ガイド”です。
海外から日本へ来られたインバウンドの皆さんと一緒に京都・京北の森を歩きながら、林業のことや地元の人と森林との関わり、山の文化についてお話しする仕事です。
実際の森林ガイドの様子をご覧ください。
最初は、「木の説明をすればいいのかな」と思っていました。
正直なところ、「ごっつ不安やな…。」という気持ちもありました。
目次

ところが、実際に森林ガイドをしてみると、予想もしていなかったシンプルな質問が次々と飛んできました。
私たち林業に携わる人間にとっては当たり前のことでも、海外から日本へ来られたインバウンドの皆さんにとっては、新鮮で不思議なことばかりだったのです。

そして私自身も、お客様に説明することで改めて気づかされました。
普段見ている山の景色や、毎日続けている仕事には、人に伝える価値があるということです。

森林ガイドでは、本には書かれていない現場のリアルな話をしています。
「なぜ木を伐るのか。」
「なぜまた植えるのか。」
「鹿の被害とはどのようなものなのか。」
「山にはどんな文化や歴史があるのか。」
そして、「林業はどのように成り立っているのか。」
毎日山で仕事をしている木こりだからこそ、お伝えできることがあります。
森林ガイドは、木の名前を覚えるだけではありません。
京都・京北の山を歩きながら、人と森林との関わりや、木こりの仕事、地域に受け継がれてきた文化を知っていただく時間でもあります。
山で伐採された木が木材市場へ運ばれ、活用されるまでをご紹介しています。
これから森林ガイドで実際にいただいた質問を一つずつ取り上げながら、現場の木こりの視点でできるだけ分かりやすくお話ししていきます。
山に興味がある方、京都を訪れる方、林業について知りたい方はもちろん、インバウンド向けの森林ガイドや企業研修、教育旅行などをご検討されている皆さまにも、参考になれば嬉しいです。
このシリーズが、森林をもっと身近に感じてもらえるきっかけになれば幸いです。
次回からは、森林ガイドで実際にいただいた質問を一つずつ掘り下げていきましょう!
