こんにちは。
京都・京北で森林ガイドをしていると、「木は何歳で伐るの?」「なぜまた植えるの?」など、海外から日本へ来られたインバウンドの皆さんから、たくさんの質問をいただきます。
このブログでは、森林ガイドで実際にいただいた質問をもとに、現場の木こりだからこそ伝えられる山の話をご紹介しています。
森林ガイドを始めたきっかけや、実際のガイドの様子は、こちらの記事でご紹介しています。

今回の質問はこちらです。
私たちキコリが伐る木は、主に針葉樹であるスギとヒノキです。
もちろん、山や生育環境によって違いはありますが、私たちの現場では、このくらいの樹齢が一つの目安になります。

スギは約60年以上育つと、木材として利用できる大きさになります。
京都市右京区京北や南丹市美山町では、体感ですが60歳以上のスギは、直径24cm以上に成長しています。

こちらは木材市場で流通しているスギです。
樹齢は約80年。
長さ4m、直径40〜46cmほどまで成長しています。

長い年月をかけて育った木が、ようやく木材として使われます。

ヒノキはスギより少し成長がゆっくりで、約70年以上が伐採の目安になります。
京都市右京区京北や南丹市美山町では、体感ですが直径26cm以上になります。

こちらは木材市場で流通するサイズのヒノキです。
樹齢は約75年。
長さ4〜5m、直径約40cmまで育っています。

ここまで育つには、本当に長い年月が必要です。
森林ガイドでこの話をすると、
「そんなに長い時間をかけて育てるんですか?」と、多くの方が驚かれます。
そうなんです。
私たちが今日伐っている木は、60〜70年前に誰かが植えてくれた木です。
そして、今私たちが植えている苗木を使うのは、おそらく60〜70年後の人たちです。
林業は、自分たちのためだけの仕事ではありません。
次の世代へ森をつないでいく仕事でもあるのです。
森林ガイドでは、このような素朴な疑問をきっかけに、山や林業についてお話ししています。
実際に森を歩くと、写真や文章だけでは伝わらない発見がたくさんあります。
山に興味がある方、京都を訪れる方、林業について知りたい方はもちろん、インバウンド向けの森林ガイドや企業研修、教育旅行などをご検討されている皆さまにも、参考になれば嬉しいです。
京都・京北の森林ガイドに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
次回も、森林ガイドで実際にいただいた質問に、現場の木こりの視点でお答えします。

