京都・京北で森林ガイドをしていると、「木は何歳で伐るの?」「山の木は全部使うの?」など、海外から日本へ来られたインバウンドの皆さんから、たくさんの質問をいただきます。
このブログでは、森林ガイドで実際にいただいた質問をもとに、現場の木こりだからこそ伝えられる山の話をご紹介しています。
森林ガイドを始めたきっかけや、実際のガイドの様子は、こちらの記事でご紹介しています。

今回の質問はこちらです。
A. はい。私たちが山から搬出した木は、基本的にすべて使われます。
「太い幹だけ使って、あとは捨ててしまう。」
そんなイメージを持たれる方も多いのですが、実際は違います。
木は用途に合わせて長さや太さごとに分けられ、それぞれが大切な資源として活用されています。
私たちが伐採した木は、地元の木材市場である(株)北桑木材センターへ運びます。

山で伐った木は、

など、用途に合わせた長さに切り分けて搬出します。
木材市場では、
という流れで販売され、近畿や北陸各地の製材所へ出荷されています。

現在は売れ残ることなく、それぞれの用途で活用していただいています。
「じゃあ山には何も残らないの?」
そう聞かれることもあります。
実際には、枝や葉、木の先端部分などは現場に残ります。

ただ、林道や道路沿いなど搬出しやすい現場では、専門の業者さんに引き取っていただくこともあります。

木は幹だけではありません。
木はすべて余すことなく使えます。枝や葉にも、それぞれ役割があります。
森林ガイドでこの話をすると、「木って全部使えるんですね」と驚かれる方がたくさんいます。
木は、伐って終わりではありません。

伐った木を使い、新しい苗木を植え、また育てる。
時間はかかりますが、この循環を続けることで、これから先も利用できる資源になります。
四季があり、国土の約3分の2を森林が占める日本だからこそ、森は私たちの暮らしを支える大切な資源なのだと思います。
森林ガイドでは、このような素朴な疑問をきっかけに、山や林業についてお話ししています。
実際に森を歩くと、写真や文章だけでは伝わらない発見がたくさんあります。
山に興味がある方、京都を訪れる方、林業について知りたい方はもちろん、インバウンド向けの森林ガイドや企業研修、教育旅行などをご検討されている皆さまにも、参考になれば嬉しいです。
京都・京北の森林ガイドに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
次回も、森林ガイドで実際にいただいた質問に、現場の木こりの視点でお答えします。


