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2017.11.29

飛び込み営業で見えた!山を引き継ぐ上で大切なこととは?


こんばんは。四辻木材です。

すっかり冬ですね!京北は紅葉が散ってしまい、みぞれ(雪混じりの雨)が降ってます。天候が悪く山へ入れない時は、俗にいう『飛び込み営業』へ行ってます。

それは、山の木を売ってもらうためです。

私たちは山を持っておられる山主さんから木を買わせてもらい、搬出して市場で売っています。もちろん自社で持っている山の木も出しますが、自社の山だけではすぐに木が無くなり、まだ発育途中の山が多いため、山主さんの木を買わせてもらい搬出しています。

立木をわけてもらうために、時々時間ができたら飛び込み営業に行きます。

はじめて飛び込み営業するお家は、女の子に告白するのと同じくらい緊張する

日中の田舎の集落の家々には、おじいさんおばあさん夫婦がおられること多いのですが、インターホンを押した瞬間、『ああ、押してしまった〜っ!』と後悔するし、インターホンがない家では『ごめんくださ〜〜〜い⤴』の声が大きく裏返ってしまいます。

そういう時はいつも『死にはせえへん』と思うようにしています。大抵の恥ずかしいことで『死ぬ』ことはない。なんぼ気まずいことになっても、命は取られへん当たって砕けろと思うて、もう1回ピンポーンです。

インターホンを押す

でも、この緊張感がいいんです。ドキドキがいいんです。

はじめて飛び込み営業で伺うお家は、昔、女の子に告白した時と同じくらい緊張しています。

運よくご在宅の場合、はじめは『誰や!?』と険しい表情で怪しまれることがほとんど。

まずは自己紹介をして話し始める。なんぼ知識やデータを勉強して行っても、人生の先輩の前では、付け焼き刃ははげ易く、テクニックみたいなもんは何にも関係ありません。ただただ未来のお客さまと向き合うのみです。

山主さんがお客様

私の話を聞いて、

おお〜そうか〜ふんふん』と言うてくれはったら嬉しい。

よ〜知ったはりますねえ〜

せやろ〜?』と、会話のキャッチボールができてニコッとしてくれはったら、なお嬉しい。

山を持っておられる方の『うろ覚えやモヤモヤ』を解消する

飛び込み営業とはいえ、せっかくご自宅にお邪魔させてもらうので、やっぱり『お会いできた方のテンションをちょっとでも上げたい。』んです。

以前に山をお持ちの方とこのような会話をしました。

山主さんがお客様
もう自分の山が今どうなってるかわからへんねん。足腰が弱なって行くのもしんどいねん
飛び込み営業中の四辻
そうなんですか。全然シャキシャキ歩いたはりますのにね
山主さんがお客様
昔、親父と植えたんやけど、あそこはどうなってるやろ?
飛び込み営業中の四辻
住所が分かれば調べてきますよ。山の場所の地図、生えてる木、調べて資料にしてお渡しします
山主さんがお客様
おお、ほんまか!いっぺん山を整理して把握したかったんや。そろそろ息子にも教えなあかん思ってて
飛び込み営業中の四辻
そうでしたか。山の現状を見させていただき、今できる最善策を提案します。山の引き継ぎのお役に立てればうれしいです
《※↓この最善策については、こちらに書きました。》

山主さんへお節介かもしれませんが、私たちと一緒に『最善策』を考えて山を次世代に繋げませんか?

住所が分かれば調べてきますよ。山の場所の地図、生えてる木、調べて資料にしてお渡しします

これは一例ですが、このようなやり取りがあった上で、お客さまの『うろ覚えやモヤモヤ』を解消することができたことがほんま嬉しいですし、飛び込み営業って大切やとごっつ痛感します。

山はそのままにしておくと悪くなる一方です。はっきりとした山の状況を資料にまとめておくと、近い将来に山を管理され“引き継がれる方”のお役に立ちます。

管理をしていく上で必要なことが見えてきます。山の木を売っていただく以前に、こういったお手伝いをさせてもらいますので、山のことなら、なんでも四辻木材にご相談ください。最後まで読んでいただきありがとうございました!


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