新年あけましておめでとうございます!四辻木材のよつつじせいごです。
今年も元気よくスタートをしております。本年もどうぞよろしくお願いします!
私ごとなのですが、今回のブログ記事で100記事目というひとつの節目です。
ここまでなかなか時間がかかりましたが、人生観が変わるくらい、人との出会いやご依頼の機会が増えて、ブログの力、発信の力に驚いています。
そして、新年の1記事目は、どんなに新しい時代になっても、変わらない「山入りの儀式」についてです。
「え?山入りの儀式?木こりが焚き火の前で踊ったりするの?」と驚かれるでしょう。
いいえ、踊ったりしません。
山入りの儀式とは、昔から続く、山の神さまへのご挨拶です。
現在でも山に入る前には、必ず行っていることです。
先日、このようなツイートをしました。
山入りの儀式
先勝、大安の良い日に
伐採に入る前に必ずおこないます。神社を参るのと同じように
二礼ニ拍手一礼
で山の神さんに挨拶します。山の神さんは女性である
と伝わっています。 pic.twitter.com/bOKoXFnhP4— ヨツツジセイゴは令和のキコリ (@4224jp) December 7, 2020
伐採に入る日に、山の見晴らしの良いポイントで、お酒、お塩をお供えして、拝み、まきます。
神社へお参りする時と同じように、二礼二拍手一礼。
シュッ!
シュッ!
パン!
パン!
シュン!
「安全祈願」のために、山の神さまへのご挨拶です。
「木を伐らせていただきます、どうか皆が安全でケガなく仕事が完了できますように。」
オオヤマツミという神様が一般的な山神さまとされています。
言い伝えによると、女性(以下:彼女)
12月12日や1月12日などの12にまつわる日は、
彼女が山の木を数える日とされており、東日本の林業関係者は、この日は一切の仕事を休んだり、宴会をしたりする習慣が今も残っています。
(長野県の方では、この日に山に入ると、奇妙な呼ぶ声が聞こえて、首が動かなくなるという話もあるそうです。※諸説あり。)
皆さんご存知の、林業の世界へ入って、青年が成長していく映画『WOOD JOB!』
主人公・勇気くんが山で行方不明になったケンジがいるところまで連れっていってくれるシーンがありました。
私も山の神さまとは、まだ出会ったことはありませんが、やさしいのではないかな?まだ観てない方は今年こそDVDでぜひ!
家を建てる前の「地鎮祭」と同じように、昔から続いている風習です。
手間がかかってとても合理的でないし、科学的にみても意味ないと思われるかもしれませんが、
皆の気持ちを一つにして事業をチームで成功させるという感謝の気持ちがここにあります。
気持ちを一つにするって同じ人間に言われると難しい部分があるけれど、神さまの前なら自然と一体になれますね。
これ、日本人の良いところやと思うんです。
私たちはこれからも山入りの儀式を行なった上で、山へ入らせていただきます。
今年もコロナで大変な状況ですが、最善策が必ずあると思います。
私たちも最善策を考え、日々できることに集中し尽くして頑張っていきます。
そして、コロナが落ち着けば、楽しく会える場所、機会を作っていきますので、笑顔で会いたいです!
いつもブログを読んでくださる皆様のご健闘を心からお祈り申し上げます。
パンパンッ!!!!今年もよろしくお願いいたします。