こんばんは。四辻木材のよつつじせいごです。
夏本番で毎日暑いですね〜。8月生まれの私はテンションが上がっております!
今回は、先日作業現場の山に『苔(コケ)』を採りにお越しになったお客さんの話です。
京都市の上京区にある臨済宗のお寺・興聖寺(こうしょうじ)の住職(左)と、私の実家の離れを建ててくれた同い年の大工の越山くん(右)と、息子・福太郎くんが来てくれました。
興聖寺は慶長八年(一六〇三年)に、虚応円耳(きいんえんに)という僧を開山として、古田織部により建てられました。
(※ちなみに古田織部さんは、漫画「へうげもの」の主人公、千利休のお弟子さんです。「へうげもの」と書いて、ヒョ〜ゲモノと読みます。)
越山くん(以下:山賊)から電話があり、
と、
まるで山賊のような荒々しい口調で相談を受けたので、
と提案したら、
と、
言って電話を切られました。
住職さんも乗り気になったようで、後日京北まで御一行で来てくれることに。
苔(コケ)採り当日。
わかってはいましたが、この無意識のうちに勝手に撮られた写真を見て、あらためて自分の異常なデカさを感じました。
せっかくなので、山賊にも名刺を渡しておきました。
山賊の荒々しい口調を相手に会話して、さっそく山へ向かいました。
山に入るなり、住職さんのテンションがMAXに。
表情が輝くとは、こう言うことなのかというくらい、住職さんの表情が輝きました。
それを見ていると、私も元気になりました。
山と街が繋がった!
住職さんは一心不乱に、枯れ木に付いた苔を採っておられました。
それを丁寧に持ってこられたパレットへ。
住職さんや山賊の友人と息子は、昼ごはん抜きで、服は泥でドロドロ、夕方16時まで作業を続けられました。
すごかったのは、この後、
お寺に戻られた住職御一行は、そのままお寺で移植作業を続行されたようです。
その模様です。
土がむき出しになってますね。
パレットで持ち帰られた、枯れ木に付いてた苔をアデランスされます。
おーすごい!きれいになりましたね。無事に付いてほしいという思いが、住職さんの表情が物語っています。
わざわざ京北までお越しいただきありがとうございました。また来てくださいね。
私たちの伐採予定の現場に倒れていた枯れ木に、めっちゃ苔が付いていたので、今回のような依頼が実現しました。
このように、山にはまだお宝(価値)が眠っていると言うことですね。
こうやって山と街をつないで、新しい仕事や価値を作っていきたいので、手探り状態ですが、『山ツアー』を企画していきたいと考えています。
ぜひ一緒にやりませんか!?みなさまからの良いアイデアもお待ちしています。自分たちでイベントを作って、今後SNSやブログでお知らせをしていきたいと思っていますので、乞うご期待!