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2019.08.02

【京都の山と街が繋がるキッカケを探す】ハゲてしまったお寺のお庭に苔を移植アデランス!

こんばんは。四辻木材のよつつじせいごです。

夏本番で毎日暑いですね〜。8月生まれの私はテンションが上がっております!

今回は、先日作業現場の山に『苔(コケ)』を採りにお越しになったお客さんの話です。

興聖寺(こうしょうじ)の住職と、私の実家の離れを建ててくれた同い年の大工の越山くん

京都市の上京区にある臨済宗のお寺・興聖寺(こうしょうじ)の住職(左)と、私の実家の離れを建ててくれた同い年の大工の越山くん(右)と、息子・福太郎くんが来てくれました。

臨済宗・興聖寺(こうしょうじ)

興聖寺は慶長八年(一六〇三年)に、虚応円耳(きいんえんに)という僧を開山として、古田織部により建てられました。

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(※ちなみに古田織部さんは、漫画「へうげもの」の主人公、千利休のお弟子さんです。「へうげもの」と書いて、ヒョ〜ゲモノと読みます。)

越山くん(以下:山賊)から電話があり、

越山くん(以下:山賊)
山賊
お寺のお庭の苔が一部ハゲてしまったべ、アデランスできねーのか?山に苔ないんか?

と、

まるで山賊のような荒々しい口調で相談を受けたので、

四辻木材
よつつじ
それやったら、山で倒れて枯れた木に着いてる苔を使ってみたら?

と提案したら、

越山くん(以下:山賊)
山賊
お〜、お〜、ええやん、おお〜

と、

言って電話を切られました。

住職さんも乗り気になったようで、後日京北まで御一行で来てくれることに。

山に入るなり住職さんの表情が輝いた

苔(コケ)採り当日。

あらためて自分の異常なデカさを感じました

四辻木材
よつつじ
はじめまして住職さん、よつつじです。今日はよろしくお願いします。
住職さん
やっぱりデカいですね
四辻木材
よつつじ
はい、デカいんです〜。

わかってはいましたが、この無意識のうちに勝手に撮られた写真を見て、あらためて自分の異常なデカさを感じました。

四辻木材の名刺

せっかくなので、山賊にも名刺を渡しておきました。

越山くん(以下:山賊)
山賊
ハッハッハ、そのまんまだな〜、オメーそのまんまだな〜、これオメーそのまんまだな〜、おかん元気?

山賊の荒々しい口調を相手に会話して、さっそく山へ向かいました。

山に入るなり、住職さんのテンションがMAXに。

住職さん
すごい!山って、こんなにも苔があるものなんですね!

山に入るなり、住職さんのテンションがMAX

表情が輝くとは、こう言うことなのかというくらい、住職さんの表情が輝きました。

住職さんの表情が輝きました。

それを見ていると、私も元気になりました。

山と街が繋がった!

住職さんは一心不乱に、枯れ木に付いた苔を採っておられました。

それを丁寧に持ってこられたパレットへ。

住職さんや山賊の友人と息子は、昼ごはん抜きで、服は泥でドロドロ、夕方16時まで作業を続けられました。

すごかったのは、この後、

お寺に戻られた住職御一行は、そのままお寺で移植作業を続行されたようです。

その模様です。

ハゲてしまったお寺のお庭に苔をアデランス!

お寺の禿げてしまった庭に苔を移植中

土がむき出しになってますね。

苔を移植作業中のお庭

パレットで持ち帰られた、枯れ木に付いてた苔を移植中

パレットで持ち帰られた、枯れ木に付いてた苔をアデランスされます。

住職さんの表情が物語っている

おーすごい!きれいになりましたね。無事に付いてほしいという思いが、住職さんの表情が物語っています。

アデランス作業中の模様です

わざわざ京北までお越しいただきありがとうございました。また来てくださいね。

山にはきっとお宝が眠っているので『山ツアー』を企画します

私たちの伐採予定の現場に倒れていた枯れ木に、めっちゃ苔が付いていたので、今回のような依頼が実現しました。

山にはまだ価値が眠っている

このように、山にはまだお宝(価値)が眠っていると言うことですね。

こうやって山と街をつないで、新しい仕事や価値を作っていきたいので、手探り状態ですが、『山ツアー』を企画していきたいと考えています。

ぜひ一緒にやりませんか!?みなさまからの良いアイデアもお待ちしています。自分たちでイベントを作って、今後SNSやブログでお知らせをしていきたいと思っていますので、乞うご期待!

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