こんばんは!四辻木材のよつつじせいごです。
年末ですね。なんとかバタバタしないように落ち着いて仕事していきたいと思います。
今回はお店紹介です。
私たちの地元・京北には国内外から大勢のお客さんが訪れる宿があります。
その名も一棟貸しのお宿「五右衛門(GOEMON)」さんです。こちらはかまどや囲炉裏、薪ストーブがあったり、その名の通り五右衛門風呂のあるお宿です。
目次
昔から続く京北の農家のくらしを体験できる古民家のお宿で、田中正則さんとなみさんのご夫婦が経営されています。
GOEMONへ訪れる旅行者さんは、ガイドをされている田中さんを通して、ちかくのお寺へ行ったり、ご近所さんと話したり、京北の日常に自然にスッと入り込めてしまうんです。
その日のお風呂や料理、暖をとるための薪割り〜火起こし体験や、井戸から地下水をくみ上げる懐かしい形のギコギコのこれ。
訪れた子供さんがこの感触にハマってしまい、ずっとギコギコしていることもあるそうですよ。笑
宿の前にある畑で田中さんが育てられた野菜を収穫して農家体験ができます。
シーズンによって異なりますが、ご夫婦で作られてる野菜を収穫させてもらいます。
収穫した野菜は、おくどさんで自炊して料理することも可能です。おじいさん、おばあさんの時代はこのような道具を使った暮らしが当たり前の暮らしでした。
ここのお風呂は、「五右衛門風呂」です。
そう、となりのトトロでお父さんとサツキとメイが入っていたお風呂です。
風呂の釜はまるくて、体育座りにフィットするんです。
いい湯加減で、釜の鉄がとても心地良いザラっと感、そしてジワっと熱い。
お風呂を焚く薪です。懐かしい。
「熱っ!でももたれる、熱っ!でももたれる、ああ~、慣れてきた~。」
懐かしくて、とても新鮮で、想像以上に癒されました。窓全開で、紅葉してる裏山をみてリラックス、リラックス。
取材をさせていただいた日も、気温は3℃と寒い日でしたが、薪で炊いたお風呂なので、湯冷めがしにくく、体の芯までポカポカでした。
古い窓のスリガラス越しに台所で仕事されているなみさんの姿が見えて、むかし近所の友達の家へ遊びに行った時のような錯覚になりました。
五右衛門風呂やおくどさんを使う古い暮らしは、火や薪を使って“家に人が合わせる生活”。
今の暮らしはとても便利で、湯沸かし器やガスまたはオール電化で、“家が人に合わせる生活”。
ここにあるのは、現代の生活の原点です。山の木や土、火、身の回りにあるもの全てを私たちのご先祖さんたちが、知恵絞って活用されて作ってこられた暮らしがあります。
情報がめっちゃ多くなって便利になりすぎた今だからこそ暮らしの原点に立ち戻ってみる。もしかすると未来へ良い方向性が見えてくるかもしれませんね。
田中さんは、古い暮らしが体験できる宿というのは五右衛門の一面であって、『ご近所さんでなにかあった際は、ここを公民館みたいに使って休んでもらったり、“地域の方の居場所”でありたい。』と話していただきました。
田中さんご夫婦とお話していると、いつまでも長居をしてしまうお宿でした。
近頃は新規のお客さんだけでなく、リピーターさんも増えてこられているそうです。
キッズルームも用意されてますので、ご家族でのご利用も大歓迎!
宿泊料金などの詳細は、五右衛門(GOEMON)さんの公式WEBサイトや、各旅行会社等のWEBサイトにも掲載されているのでご確認ください。(AirB&B、Booking.com、楽天、じゃらん)
名称 | 五右衛門(GOEMON) |
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住所 | 〒601-0272 京都府京都市右京区京北下熊田町泓ケ2番地 |
アクセス | JR京都駅、烏丸口バス乗り場3番より、JRバスで周山まで(約1時間20分) |
電話 | 075-855-1700 |
URL | 五右衛門(GOEMON) |
※今回は体験取材の為、特別に五右衛門風呂に入らせて頂きました。入浴は宿泊者のみです。