四辻日記
2020.02.28

林業は木を植えた先人の気持ちを汲み未来へ繋ぐ仕事


木を植えた先人の気持ちを汲む仕事

こんにちは!四辻木材のよつつじせいごです。

今回は前々から考えていたことを書こうと思います。なのでちょっと感情的な話になります。

結論から言ってしまうと、『木には植えられた70年前の先人の気持ちが込められている』んです。

林業は100年周期で考えてサイクルを回します。

今ある木は70年前、戦争で何もなくなってしまって大変な時期の人たちが植えてくれたもので、

現在は昔より木材価格が下がって、

『〇〇型で収入上がる、搬出量〇〇%アップ!、コストカット、生産性一人〇〇㎥!』

と木をモノとしてしか見ないのは危ないことやと思っています。

商品として取り扱ってる木を、植えはった当時の人の目線を考えたい

商品として取り扱ってる木を、植えはった当時の人の目線を考えたいんです。

7年間で日本の山の4割に木を植えた先人たち

現在の仕事で取り扱っている木は、70〜80歳の戦後拡大造林政策の木が大半を占めます。

戦後拡大造林政策とは?

昭和25年〜31年の数年間で、戦後の復興のために日本の全森林面積の約40%(国土の約28%)を人工造林にしたことです。この6〜7年の間にすごい数の木が植えられました。

戦前の、軍需物資として戦争に伐り出された木材の山林跡地は、昭和23年の時点で、約150万ha。(岩手県の広さと同じ規模)

昭和25年の第一回国土緑化大会開催以降、官民の努力で荒れ果てた山林跡地に木を植えて行きました。

日本中の中山間地域では、村の人老若男女総出の勢いで山に通い木を植え続けました。山では植え切れないから、家の近くにも、田んぼの畔(あぜ)にも植えました。

戦後で今よりも貧しい生活をされていましたが、今は苦しくても、全部お金になって、自分の子の時代は豊かになると信じておられた。

木を植えた先人の気持ちを汲む仕事

なんと、昭和31年には150万ha植林完了してしまった。(※1ha=100m四方の土地)

これを知って日本の底力を感じますし、今もあると信じています。

先人の気持ちを汲む林業

林業は戦後の大変な時代の人の思いが入っているものを商品として取り扱う仕事なので、真剣に木一本一本と向き合わないと危険ですし、一瞬で命を落とします。

量を出さなければいけない時代でも、この姿勢は変わりません。

自分に仕事を教えてくれた先輩の皆さんは、植えはった人がいることをリスペクト(尊敬の念)して仕事しています。

植えはった人がいることをリスペクト(尊敬の念)して仕事しています。

皆さんの身近にある木の製品も、もとを辿れば、昭和の先人たちのこの仕事に行き着きます。

これを「ありがたがれ」とか言いたいわけではなくて、わざわざ弊社のブログを見にきてくださる方には、知っておいてもらいたいという思いで、今回書かせてもらいました。

木は今の世代の人が豊かになるために、植えられました。

私の地元の京都・京北には、良い木がたくさんあって、日々成長しています。

この木たちは今の世代の人たちが豊かになるために、先人が植えてくれました。

今生きてる人に最大に利益を得れるようにすることが、植えはった先人の気持ちと一致すると思っています。

だから私たちは山主さんから山の木を買わせてもらい、伐ってまた植えています。

私たちは山主さんから山の木を買い伐って植えています。

あなたの目の前の木は植えた人がいる。

そこをちょっと想像していただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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