こんにちは!四辻木材のよつつじせいごです。
すっかり春ですね!この季節の悩みといったら花粉症です。
鼻が詰まって睡眠不足、目がかゆい、日中ボ〜ッとしてしまい、仕事が手につかない。
田舎で暮らす人や、私をはじめキコリ仲間で悩んでいる人が結構います。
そこで、今回は『60年後には花粉症はなくなるかもしれない!?』という話をさせてもらいます。
結論、花粉が少ないように改良された『小花粉スギ』という苗を植えています。という話です。
小花粉のスギの苗。根が円柱になっていて、植えやすいし、暑すぎる寒すぎる以外は通年植えることができる加工がされていて、通称「ポット苗」と言われています。小花粉というのは、花粉をたくさん生む雌花が付かない、または付いてもわずかしか付かないように品種改良されている特殊な苗です。 pic.twitter.com/YDE9DlyQcX
— 令和のキコリ|よつつじせいご (@4224jp) March 6, 2021
現在、林野庁でもこの苗の量産を進めていて、私たちも伐採した跡地を、国の補助を使わせていただきながら植えています
ポット苗はこの段ボール状態で、山に届きます。
中はこんな感じで、1箱に約50本入っています。
生産地(兵庫県)では、この段ボールにカメムシがぎょうさん付くそうです。
これを山に植えていきます。
1ha(100m × 100m)あたり2,000本を植えます。
ちなみにプロは1日に、200〜240本植えると言われています。
これを学生さんの力や一般の方の力をお借りできたら嬉しいのですが、ご興味がある方はお声がけください。
植えるとこういう感じになります。ポット苗は、背が低いです。
すぐに雑草が生えてきて苗を覆いますので、次の初夏は雑草を刈ります。
野菜と同じだと思うんです。畑から採ったら、また植えてを続けていくように、木を伐ったら、また植えて、手入れするを続け、60年周期で繰り返していくと、1つの循環ができますよね。
60年後には小花粉スギが流通する主流になり、風に舞って私たちの鼻に届く花粉が減っていることを願います。
また温暖化によるCO2削減政策や環境ビジネスが発展して、林業はもっと違った形になっていると思います。
できる範囲で広げて、新しくなっていき、山を持っておられるお客さまに、仲間に喜んでもらえるように、これからもキコリを仲間と一緒に続けていきたいです。
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