こんにちは、キコリのよつつじせいごです。
今回は、仲間たちと取り組んでいる【ベアーズ・ウッド・プロジェクト】についてご紹介します。
山の中でクマに皮をはがれ、木材としては使い物にならなくなった木。
そんな“命を落としかけた木”が、新たに「サーフボード」として生まれ変わりました!
サーフボードシェイパーのホドリゴ、同い年。
私たちが山から搬出したクマハギの木が彼の手でサーフボードに生まれ変わる。砕かれ燃やすチップ材になるしかない木が、誰かに長いこと愛されて使われる、とても嬉しい、ありがたいことです。
サーフボードのお問い合わせは↓ pic.twitter.com/nvgP4uM8fj
— よつつじせいごXキコリ社長 (@4224jp) June 4, 2025
ここ最近、ニュースでも話題になっているように、野生のクマが人里にまで下りてくることが増えています。
クマたちは空腹を抱え、私たちの暮らしのすぐそばまで来ています。
そして、山では木の根元の皮をはいで、その下にあるゼリー状の年輪部分を牙や爪で削って食べます。
実際の様子は、動画の後半(17:38〜)に登場します。
皮をはがれた木は、水分や栄養をうまく運べなくなり、やがて枯れてしまいます。
そうなると、通常の木材としては利用が難しく、短く切って紙の原料やバイオマス発電の燃料になるくらいしか使い道がありません。
ただ、皮をはがれていない部分は、これまで人が手入れして育ててきた、いわば木の「大トロ」部分。
つまり、一番いい部位がまだ残っているのです。
そこで始まったのが【ベアーズ・ウッド・プロジェクト】です。
使えないと思われていた木の「良い部分」を選び、板としてつなぎ合わせて、新たな命を吹き込む。
ブラジル出身のサーフボードシェイパーホドリゴ(@rodo-matsuda)が、この木たちを手作業で削り、美しいサーフボードへと生まれ変わらせています。
板からサーフボードになっていく様子は、ホドリゴのInstagramでぜひご覧ください!
そして!このたび、ベアーズ・ウッド・プロジェクトの公式サイトがオープンしました!
山で倒れたはずの命が、海で再び躍動する。
そんな木の新たな生き方に、ぜひふれてみてください。
自然と生きる。山とつながる。
このプロジェクトを通して、そんなメッセージを届けていけたらと思います。
どうぞ応援よろしくお願いします!