こんにちは!四辻木材です!キンモクセイが咲きました〜。
京北ではこの香りがすると松茸が生えると言われています。残念ながら私たちの所有している山にはもう生えなくなりました。枯れた松の下に生えている若い松が大きくなった時にまた生えてきませんかね〜!
さて先日、全国の地価が発表されました。京都新聞では『京滋の基準地価2017』が掲載されています。
京都は全国的な発表でも伏見稲荷大社前の土地が上昇率で一位(畳半分が27万円から35万円に跳ね上がった)になり、京都市内もほとんどの土地の値段が上がりました。
観光のお客さんが増えてそれに比例して、周辺にお店がたくさん出来たのが跳ね上がった理由らしいです。
京都の市街地は外国人さんがめっちゃ多いですもんね。ほんまに。
ところで、みなさん、
山の土地の値段って知ってはりますか?
みなさんのお家など建物に使う材料(スギ、ヒノキ等)の植えてある、生えてる、育てるのに適している土地です。
都市部に近かったりすると、値段上がったりします。
『おじいさんは山へ芝刈りに・・・』でおなじみの桃太郎のおじいさんが行く山です。芝とは、薪になり、燃料に使う木のことです。
文字の通り燃料を生産する山ですね。モミジ、クヌギ、ナラ、カシなどの広葉樹が生えている俗に言う『雑木林』です。
※①、②どちらも所有すると毎年、固定資産税を払う義務があります。山は、住宅地や商用地にくらべると安いですが、値段も場所によって変わるので一概にはいくらかかると言えません。
山を所有している限り、この固定資産税を払っていくと考えると、価値を生まないといけないのは必然です。
この新聞記事は、常照皇寺があることで有名な山国の山の値段です。
4万4,000円。
ちなみに10アールとは、このイラストのように10メートル四方の面積の単位です。これが10個、100アールが1ヘクタール(ha)となります。
安いです。安さが伝わりませんか?
ならば東京の都市部からアクセスの良い、東京の山やったらどうなるんでしょう?
テレビでよく見るハイキング客で混雑して有名な高尾山の山の土地は、
73万円です。
桁が違う…同じ山でもこんなに違うんですね。
では、では、
まず京都は、
168万円。
やはり祇園が高いですね。一銭洋食のへんが高いんですね
ほな、東京は、
えええーーー!?どうなってんの???
2,550万円!
ようわからん金額ですけど、大企業がたくさんあり、OLさんがいっぱいの丸の内。
畳半分がこんな値段てほんまにすごいですね。東京ってすごい。
さあ、私の住んでる京北はどうでしょうか?
右京区を見ていくと、あったあった。
ん?
え?
1万5,000円
一桁どころじゃありません、そんなに安いんですか。
しかも、去年より下がってますね。
山も土地も安く、人口が減っていく京北・・・。あかん、あかん、未来は明るい!と思って、クヨクヨしてられません!
日本の7割が山なんです。
再び木材を生産出来るのが一番よいですが、その土地が何らかの価値を産み日本経済の役に立って欲しい。京北のことはもちろん、日本中の山がそうあってほしいです。
山を持って、管理し水源地を守ることは、街のみんなを守ること。二酸化炭素を吸収し、温暖化対策に貢献する。そしてそこで育った木を地元で商売をする。
そういう環境が私たちの地元の京都・京北にはあります。
同じ(株)北桑木材センターに出品する京北の同業者・比賀木材のしんごくんが山林地を販売する会社を立ち上げられました。山が欲しいけどどうしたらよいの?という疑問や、山についてのお悩みを応えるWEBサイトです。他にもたくさんのサービスあります!
今後、山の購入を検討されるという方は↓こちらもご覧ください。
▼『山いちば』
https://yamaichiba.com/
勉強させてもらい、ビリビリ刺激を受けています。我々もこういう動きをしていかないといけません。切磋琢磨して京北の林業全体を良くしていきたいです。
京北の未来は明るい!