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2020.04.01

「木造の家を建てるのは森林破壊に繋がる。」これは誤解です!

四辻木材のよつつじせいごです!

先日、↓こんな記事を読んでツイートをしました。

この記事の内閣世論調査の結果の中で、びっくりしたことがあります。

『木の家に住みたい』人は73.6%いるけれど、

木材を利用すべきではないと思う理由

資料:内閣府『森林と生活に関する世論調査(2019年10月調査)』より引用

木の家を建てることは、『森林破壊に繋がる印象がある』と、63%の方が答えていることでした。

「木造の家を建てるのは森林破壊に繋がる。」これ誤解です!

木こりの立場からこれに対して、NO!と言わせてもらいます。

結論から言うと、木の家を建てることは、自然破壊とは違います。

これは“世界と日本の森林破壊を、ごっちゃ混ぜにして教えられてきた結果”やと思うんです。

森林の広さと木の量のデータをまとめてみました

こちらのデータをごらんください。

林野庁HP、林業白書、京都府発行冊子『京都の森林の現状』より、まとめました。

要するに、

世界の森林は減っているが、日本の森林は増えつづけている

ということです。

世界の森林は減っているが、日本の森林は増えつづけている

使われる量が少ないから、日本の木は増えつづけているんです。

これを使うことで仕事が生まれ、経済が回ります。

あなたのおじいさんやひいおじい世代の先祖が植えられた。70歳の木が日本の森林の半分以上を占めます。

今、伐(き)って使って、次の世代の木を植える時期を迎えているんです。

木を使わないことの方が、自然破壊になる可能性がある。(木こりの願い)

山の木は基本100年サイクルです。

植えた人の孫の代で伐るもので、引き継いでサイクルを回していくことが大事です。

京北、美山の木は、ほとんど(7割以上)が戦後植えられた木。

京北、美山の木は、ほとんど(7割以上)が戦後植えられた木。

それを使わずして、台風や災害で倒れてしてしまうのは、とても悲しい現実です。

木が使われないと田舎の産業続かなくなってしまうかもしれない

手入れされて背が高く、とても良い木ですが、このように倒れてしまうと価値は無くなってしまいます。

近年の台風は年々強くなっており、外仕事で勘ある人でも予測がつきません。

木が使われないと、日本の地場産業が続かなくなってしまいます。

日本の木を使うことを意識してもらうだけで、日本の産業が元気になり持続できます。

日本の木の良さを知ってもらう必要がある

うちは木造で、ヒノキのフローリング。

子供が裸足で走り回って、猫もくつろいでどこでも寝ます。

拭き掃除するたびに、木の中の脂が出てきて味になります。

住んで5年なのでこの良さは未知数ですが、何よりも妻や子供たちが元気なので満足してます。

まだまだ日本の木の良さを発信していく意味がありますね!

林業は木を植えた先人の気持ちを汲み未来へ繋ぐ仕事
こんにちは!四辻木材のよつつじせいごです。 今回は前々から考えていたことを書こうと思います。なのでちょっと感情的な話になります。 結論から言ってしまうと、『木には植えられた70年前の先人の気持ちが込められている』んです。<a href="https://4224.jp/no84/">…続きを読む</a>

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