こんばんは、四辻木材のよつつじせいごです!
私たちは、先月から京都府立林業大学校のインターンシップ研修生を受け入れていまして、この度研修期間が終了しました。
弊社では今年で4回目の受け入れとなります。
(※インターンシップとは、学生さんが授業として企業に就職体験をする仕組みのことです。)
京都府立林業大学校(以下、林大)・公共政策コース・2年生
木村文音(キムラアヤト)くん京都市出身の20歳が来てくれました。
趣味は、絵やゲーム、釣り、旅の話など。
今回は彼とたくさん話しをする中で、とくに印象的だったところを紹介します。
京都の街中で育った彼は、『大人になったら、自然の中で仕事がしたい』と思うようになり、林大の門を叩いたそうです。
林大は、2年生になると2つのコースに分かれおり、
『実践コース』・・・山仕事の即戦力を養成するコース。
『公共政策コース』・・・林業のことを街、行政側、様々な視点から林業を勉強するコースがあります。
彼はあえて、公共政策コースに進みました。
京都府立大学の授業に参加したり、林業だけでは関われない人たちと関わっているそうです。
その理由を聞くと、
『林大在学中しか学べないことを学び、視野を広げてから現場に入りたいんです。卒業後は林業の現場に入って山の仕事を覚えます。』と彼は言います。
この年齢の頃の自分を思い返すと、明確な選択はなく、『まわりのみんながしてるから』という空気に流されて、なんとなくデザインの勉強して、なんとなくアルバイトをしていました。頭の中で常にこのままではあかんと思っているような不安定な20歳。
すでに自分で選択をしている彼は偉いなと関心してしまいました。いつか共に山の仕事する日を楽しみに待っています。
現在、彼は卒業論文・研究中で、公共政策コースのメンバーとチームを組んで、広葉樹(こうようじゅ)を使った木の商品を考えていると言います。
『林業をしながら、その時の自分の興味ある商品を開発して作っていきたい。』
それを聞いて結構熱くなってしまい、自分も同じようなことを考えてきたことを伝えました。
現場の作業だけではなく、商品を作りたい!と言う人は初めてだったので、率直に嬉しかったのと、“林業と芸術”がどう繋がるか?など楽しい議論ができてよかったです。
これから一緒に商品開発を考えていけたら面白いですね。良い刺激を与えてくれてありがとう。
現場の作業はもちろん真剣に取り組んでくれましたし、失敗もしっかり経験してくれました。
業務の方では、木を伐ってるチェンソーに顔を近づけすぎる癖があり、何度も注意し改善していきました。
慎重な性格なので作業に慣れるのは少し時間かかりましたが、徐々に仕事に慣れていく姿がみられました。
木村くんのようなインターンシップ研修生はこれからも受け入れていきたいし、受け入れられる人数を1人でも多く増やせるように私たちも企業努力していかなければなりません。
現在、国の政策による後押しもあって、研修制度が充実しており、未経験者でも着実にレベルアップすることが可能です。
これから林業の仕事に関わろうかと悩んでいるあなたへ、わからないことあれば、私たちに質問してください。若い世代の人たちにどんどん加わってもらい、この業界全体が盛り上がって欲しいです。
あくまでも私のわかる範囲になってしまいますが、できることはお答えさせていただきます!少しでも皆さんの力になれたらうれしいです。お問い合わせフォームよりご質問ください。
木こりのメリット/デメリットについても、↓以前にこちらの記事で詳しく書いているのでどうぞご覧ください。
最後までありがとうございました!