こんにちは、キコリのよつつじせいごです!
今回はキコリをやっていて、よく聞かれる質問にお答えします!
【質問】
「キコリって力仕事やから、みんなムキムキで健康なんでしょ?」
【答え】
ノーです。実は、運動不足でダイエットが必要なキコリさんが増えています。
「え、毎日山を登ってるのになぜ!?」意味がわからないでしょ?その理由をご説明しますね!
(※あくまでも弊社でのお話です)
キコリの現場仕事は、大きく分けて2つあります。
「①チェンソーを使う仕事」
と、
「②重機を使う仕事」があります。
まず、チェンソーを使う仕事の人は、体を使い道なき急斜面を、約4キロのチェンソーはじめ、鉄のワイヤー、ロープ、ハンマー2キロ、クサビ、燃料4リットル、自分の飲み物1リットル、お弁当などに加え、時には苗25キロ、鹿侵入防止ネットの資材といった重い荷物を多数持ち上がって、伐採や植林作業を行います。
こちらのキコリは、あなたのご想像通り!汗をぶるぶるかいて、マッチョになるキコリさんです。
次に重機を使う仕事の人について、現在の私たちの林業の現場では伐採以外の仕事を、ほぼ機械が担います。
製造工場の量産ラインの機械が動き続けることで、収益が上がるのと同じように、重機は1日で人が数十人分の仕事して、重機オペが降りてこないほど現場の段取りが良く、重機オペはいかに降りないかが価値なので、必然的に重機オペ専門になります。
私自身は30代後半から、重機オペ業務が多くなり、たまにする程度のチェンソー仕事の汗だけでは、痩せられない身体になってしまいました。
重機オペは、一日約4〜5時間ほど座って仕事するので、デスクワークされておられる方とさほど変わらない運動量になります。
読んでくださっているあなたはすでにご存知のことと思いますが、これから先の未来は、機械や技術がありえないスピードで進化していきます。
私たちも、対応していくためにも徐々に重機を増やしていかねばなりません。
体が楽に仕事ができるようになり、結果、運動量多めの力仕事はどんどん減っていきます。
「映画エイリアン」の主人公・リプリーがクライマックスで乗っていたような機械が出てきて、最終的にエヴァンゲリオンが林業をしてるようになるのではないでしょうか?
キコリであってもダイエットは必須な時代がきています。
実際に事務所にジムを併設して筋トレができて、プロテイン無料の林業会社あるそうですよ。
良いですよね。ムキムキで男前のキコリたちが働く会社。そうなりたいですね。
また重機に乗れる人はキコリになれるなら人を選ばず、例えば「ご高齢の方でもできる仕事なんじゃない?」という、以前にいただいたご質問とも関連性があるので、そちらも次回にお答えしたいと思います。