こんにちは!四辻木材のよつつじせいごです。
いっきに涼しくなってきましたね。いよいよご飯が美味しい秋ですよ!
今回もご質問のコーナーです。
先日ある仕事でご一緒させていただいたシルバー人材のおじさんからのご質問です。
私の答えは、
その理由と解決策です。
木の皮は一部だけむくと、また自然に再生して包んでいきますが、ぐるりと一周まわって皮をむくと再生しないのです。
人間で言うと、血の流れをストップさせられたような状態になるんです。
こちらの動画の様な枯れた状態になります。
枯れた木は以下3つの理由で怖いのです。
木は枯れたらまず枝が落ちます。
大木であればあるほど、枝も太く重さもあるので、人が山へ入っている際に落ちてくると大変なことになります。
風にあおられたりして、木の真ん中で折れることもあります。
最悪はこのパターンです。人が山へ来ている時に起こるかもしれません。
根っこから起きて倒れます。
どれも予測できません・・・。
「山へ行ったら倒れていた」のならまだマシですが、おじさんが栗の仕事してはる時にそれが起こったら?と考えるとヒャっとしますし、リスクでしかないからです。
邪魔かもしれませんが、そのままにしておくのも一つの方法です。
ハシゴ、脚立などで登れる範囲にある、枝を切って短くしておくと良いと思います。
間違いなくこれが一番安全に撤去できる方法です。
「木を倒すのは難しいから、木の皮をむくなら簡単や。」と手をつけてしまうと危ないです。
枯れてしまってからでは、プロでも登れなくなる場合があり、空中で折れる可能性もあるので、倒すのはより難しくなります。
地域の昔話を聞かせてくださり、自分の栗の山でお孫さんと収穫されるのを楽しみにしておられるおじさん。
最善策は、特殊伐採でプロに大きな木を撤去してもらうこと。
次策はそのまま、気にせず置いておくです。
私たちの仕事で、おじさんがお孫さんとこれからも安全に栗とりしていけはったら最高です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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四辻木材 四辻 誠悟
祖父の代から京都で林業を営んでいます。
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