こんにちは!四辻木材のよつつじせいごです。
いや〜まだまだ暑いですが、夏もいよいよ後半戦に突入です。やり残してる宿題はやりきってしまいましょう!
これから山の仕事をはじめられるあなたへ、林業の道具を紹介するシリーズ。今回はチェーンソーズボンについてお話します。
この1年半で破れてしまったので、次の1本を買いました。
そこで、これからはじめてチェーンソーズボンの購入を考えておられるあなたの参考になれたらと思い、これまで使ったズボンの使用感と注意点をお話しますね。
結論から言ってしまうと、モンベルのチェーンソーズボンをオススメします!
チェーンソーの事故の被害をおさえるために、開発された身体をまもる防護ズボンです。
もしもの際、切った瞬間に特殊繊維が出てきて、チェーンソーに絡みついてストップさせてくれます。
2019年からチェーンソーを使う時は、使用することが義務化されました。
これにより全国の林業者は必修の研修を受けました。
詳しくは以前にも書いてますので、コチラをあわせてご覧ください。
モンベルのチェーンソーズボン(2本)
モンベルのタイツ(3本)
ユニクロのヒートテックタイツ(3本)
これで1年半やってきました。
(※トラック運転のみの日は、通常の作業服を使用しています。)
これから購入を考えておられるあなたに一番言いたいことは、
チェーンソーズボンはとても分厚くて、夏布団を足に巻いて山を登っていくようなものです。
山仕事は大量に汗をかくので、肌に直接触れると、チェーンソーズボンに染み込んでしまい、悪臭の原因になります。
汗はタイツで、チェーンソーズボンに直接染ませない工夫をすると、快適に使うことが可能です。
タイツを履いておくと、季節や仕事内容によっては、洗濯しなくても良い日も増えます。
特にモンベルのタイツは、汗をかいても重くならないので、今後は全部これにしていきます。
「内部の特殊な綿が片寄るから洗ってはいけない。」
という話もありますが、ガンガン洗濯機で洗っています。
今のところ片寄るような現象はありません。(※個人差あり)
以下、洗濯機に入れる際の注意です。
私はMy洗濯機(古いもの)を用意して、洗っています。
家族と一緒の洗濯機を使う場合は、木くず、泥、機械油、ガソリン等の汚れによる家庭内トラブルの原因になる可能性があります。
ご家族からのクレームが激しい方は、家庭円満を最優先にしてもらい、汚れ物専用のMy洗濯機を備えられることをオススメします。
モンベルのチェーンソーズボンは、軽くて、普段の履き心地も良く、カッコいいのですが、1つだけ短所があります。
それは、股が硬くて伸びないというところです。
山は急斜面なので、股を開いて、足をかけてから登ります。
その時に股下がピンと張ってしまい、思うように歩けない時があるという点です。
これで股下を破ってしまいました。
身長186センチ、体重89キロの私はLサイズでジャストでした。
一般的な体格の男性はMでジャストではないかと思います。
初回はいきなり通販するよりも、お近くのモンベル店でサイズ感、履き心地を感じられてから、ご購入されてください。
林業関係は比較的京都駅前店の方が多かったです。
ちなみに今回は、以前の物よりも軽いプロテクトライトロガーパンツにしました。
他社のチェーンソーズボンでは、ハスクヴァーナのものを試したことあります。
サイズ感は、ヨーロッパの男性にあわせてあるようで、重く、ズボンのすそが長く作業しにくかったです。
比較検討されたい方は、尊敬する奈良黒滝村のカッコいい先輩木こり・梶谷さんのブログ「出来杉計画」さんで詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください!
また「フォレストジャーナル」さんの方でも、梶谷さんの別の記事がすごく丁寧に書かれてますので、参考になります。
私は2本で回して毎日山でガンガンはくスタイルで、片方が1年半という短命でした。
最初はゴワゴワして布団を巻いてる様に感じるチェーンソーズボンですが、徐々に慣れて身につけることが当たり前になりました。
大切な体を守ってくれるチェーンソー防護ズボン。これから林業の世界へ入られるあなたの参考になれたらうれしいです。
まだまだこれから進化していくチェーンソー防護ズボンが楽しみですし、それを使う我々木こりも一緒に進化していきましょう!
長文を読んでくださりありがとうございました!